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「J1、G大阪3‐2神戸」(13日、万博)
G大阪はこの試合を最後にドイツへ移籍するMF宇佐美貴史(19)が惜別のゴールを決めるなど大活躍し、3‐2で神戸に競り勝った。2試合消化が少ないG大阪は勝ち点29で3位に浮上。神戸は3連敗で9試合勝ち星がなく、降格圏手前の15位まで降下。C大阪は磐田に2‐3で敗れた。柏は広島に逆転勝ちし、勝ち点34で首位を守った。
◇ ◇
グラウンドを1周して、観客席のサポーターに別れのあいさつ。「とにかく、感謝の思いしかない」とMF宇佐美は号泣した。ゴール裏では、サポーターが用意したハシゴを上り、観客席に乱入。「何かあったら、どうする」と金森社長を激怒させ周囲を大慌てさせるほど感情が爆発した。
ラストゲームは“ガンバの至宝”のためのセレモニーになった。「最後は何としても勝ちたかった。苦戦でも全員で勝ち点3を積めた」。全得点に絡む活躍で、チームを3位に浮上させた。
前半46分の1点目は宇佐美が起点になった。後半は2列目MFから1列目FWに位置を変えて本領発揮。同18分にはFW李根鎬のパスを流し込んで2点目を決め、同34分は逆に宇佐美のアシストで李が決めた。
「2点目のシュートは最初は李がそのまま打つと思った。でも『最終戦やし、空気読め』って思ったら、こっちを見てくれた。いろんな意味で、今までのベストゴールになった。3点目は、いい形で李に返せた」。いつになく声が弾む。
05年にジュニア・ユースへ加入してから6年。ついにG大阪から巣立つ時がやってきた。「たくさんの人に支えられて充実していた。欧州での活躍がガンバへの恩返し」。14日には、いよいよ新天地バイエルン・ミュンヘンがあるドイツへと旅立つ。
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「J1、浦和2‐0川崎」(13日、埼玉)
3連続引き分け中だった浦和が4戦ぶりに勝ち、今季3勝目で15位から13位に順位を上げた。後半12分、FW原口元気(20)の25メートルミドル弾で先制。同34分にはDF永田充(28)の移籍初ゴールで加点した。守備陣も前節までリーグトップ30得点の川崎を完封した。柏は逆転勝ちで首位キープ。勝ち点1差で2位の横浜Mは、1‐1の試合終了間際にDF金根煥(24)が頭で決めて7年ぶりの5連勝。G大阪は、この試合を最後にドイツへ移籍するMF宇佐美貴史(19)が得点するなど3‐2で勝ち3位に浮上した。
◇ ◇
試合の流れも勝利も引き寄せる一撃だった。後半12分、敵陣中央左サイドからMF柏木、MF山田直、原口へ、中へ中へと流れるように短いパスがつながった。次の瞬間、原口の右足から放たれたシュートは、相手DF陣を切り裂いて、約25メートル先のゴール右スミへ吸い込まれた。
「原口ゾーンですね」。開口一番、殊勲のゴールを端的に表現した。「距離があったからストレートで速いボールを意識した。(山田直の)パスがいいスピードで入ってきた。パスで1人かわせていた。自分の前にスペースがあった。ユース時代を思い出しますね」。息の合ったコンビから生まれたゴールだった。
オーバーアクションで先制弾を喜んだペトロビッチ監督は、直後に駆け寄った原口と抱き合った。「すばらしい選手。早くA代表に呼ぶべきだと思う」と絶賛した。
前半はシュート数0‐8が示す通りの劣勢だったが、決定機での相手のミスに助けられていた。指揮官は「重要な勝ち点3。原口のゴールがターニングポイントとなった」と振り返る。浦和は前節から中6日、川崎は中3日という試合間隔の差もあり、原口弾から一気に流れをたぐり寄せた。
次は今季初のアウェー勝利、そして連勝を目指す。「1人で決めたゴールじゃない。チームで決めたゴール。このチームはもっと成長する。結果もついてくる」。サポーターの前で原口が誓った。
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貴重な勝ち越しゴールを決めたエースの沢は、米国との決勝に向けて「金メダルを持って日本に帰りたい」と優勝への強い気持ちを口にした。
沢は自らのパスをカットされて失点した場面を「自分が絡んだので自信がなくなった部分もあったが、点が取れる雰囲気だったので、みんなに助けてもらった」とチームメートに感謝した。今大会自身4ゴール目となった勝ち越し弾は「絶対取り返してやる、という強い気持ちで後半に入った」と振り返った。
完勝といえる試合内容については「あんまり覚えてないです」といいながら、米国との決勝戦には「アメリカとやりたかった。夢だったので、決勝でやれるのは嬉しい」と笑顔をみせた。
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